BUYMA(バイマ)検品ので気をつけること

バイマ検品

 

BUYMA(バイマ)でバイヤーをしていて、嬉しいこと。

それは、お客様から喜びの声がもらえた時だと思います。

 

私は、日本未入荷商品を多く扱っていますが、『凄くかわいい!』とか、『とても気に入りました』という喜びの声を聞くと、本当にバイヤーをやっていて良かったと思います。

 

しかしながら、いいことばかりではないのが現実。

全てのお客様に満足してもらえるのは、とても難しいと思います。

 

検品の見落としで、状態が良くない商品が届いてしまったり、発送に時間がかかってしまったり…

そんなアクシデントが絶対ないわけではありません。

 

今回は、今までの経験を振り返り、どのような基準と、どのような方法で検品をするかについてお伝えしたいと思います。

 

自分ではきちんと検品したつもりでも、見落としがあるかもしれません。

検品の際のポイントとして頭に入れてもらえればと思います( ^ω^ )

 

海外製品の検品の重要性

海外から購入した商品は、日本の製品と比べて適当な部分が目に多く付きます。

なんでそんなことがあるかというと、日本の縫製基準が高いからなんです!

 

アメリカやヨーロッパは縫製基準が低いため、ちょっとした糸のほつれや汚れ、縫い目の甘さなどは不良品ではなく、許容範囲として売られています。

 

問題なのは、私たちバイヤーは海外の製品を日本のお客様に販売しているということ。

全てのお客様が、海外製品の基準の低さを知っているわけではありません。

 

日本の基準に慣れている日本人のお客様=海外の製品も同じと思っている

 

という人が多いことを頭に入れておかなければいけません。

このお客様との基準の違いをどこまで埋められるかが検品の重要性になってきます。

 

ぱっと見や、思い込みで検品をせずに、隅々までいきわたった検品をしましょう。

 

検品の前に、準備しておくべきこと

海外製の商品は、日本より基準が低いことをお伝えしました。

私たちバイヤーがしなくてはいけないことは、日本のお客様にそれを事前に伝えることです。

 

後々のクレームにつながらないように、『商品説明』、もしくは『お取引について』などにその旨を説明し伝えておきましょう。

 

 

検品のポイント

さて、ここからが本題。

検品のポイントについて説明していきたいと思います。

主なポイントはこちらです。

 

  • 色やデザイン、サイズに間違いがないか。
  • ファスナーなどの機能に問題がないか。
  • 縫い忘れされているところがないか。
  • 生地に穴が空いていないか。
  • 繋ぎ目が綺麗になっているか。
  • 汚れが付いていないか。

 

色やデザイン、サイズに間違いがないか

 

基本的なことですが、届いた商品の色やデザイン、サイズが注文通りか確認しましょう。

 

稀に、箱や袋、値札のタグに記載のサイズと、商品のサイズが違う!

なんてことがあります。

 

なので、箱や袋、タグだけではなく、商品に記載されているサイズもきちんと確認してください。

 

商品の色は写真と同じ?

 

そして、注意が必要なのは、商品のカラーも同じです。

 

バイマでの出品時に、ショップの写真を使用している時などは注意が必要です。

 

写真で見ているだけなので、若干の色の違いはあるかもしれません。

ですが、明らかに写真の色味と違うものが届く事が、ごく稀にあります。

掲載している写真と見比べてみて、明らかに色が違う時は、その旨を購入者に伝えましょう。

 

商品のデザイン、変更されてない?

 

デザインについては、モデルチェンジされていて、デザインが違うものが届いてしまう事があります。(これ結構ありました…)

 

  • 裏地のデザインや柄
  • 着丈、袖丈

 

などが変更されていないか、写真と照らし合わせて確認しましょう。

 

ブランドによっては、掲載写真が古いモデルの場合もあるので、要注意です。

 

ファスナーなどの機能に問題がないか

こちらも重要ですね。

パッと見ただけではわからないので、実際に触って確かめましょう。

 

  • ファスナーが下がらなかったり、半分しか動かない。
  • 財布やバックなどのマジックボタンが緩く、すぐに外れてしまう。
  • バックなどの磁石が強すぎて、開けるときに力がいる。
  • フックが緩すぎてすぐ外れてしまう。

 

数えればいくらでもありますが、自分が使用する身になって検品をすれば、

これはないな(´Д` )

という点がわかると思います。

 

部品の機能に問題がある場合は、すぐさま交換手続きをしましょう。

 

※あくまでもお客様に発送する商品なので、検品時は無理に引っ張ったりはせず、丁寧に扱いましょう( ^ω^ )

 

縫い忘れされているところがないか

海外商品の縫製は日本ブランドの商品と比べて雑さが目立ちます。

縫い忘れや、きちんと縫えていない部分があって、穴が空いていることもしばしばです。

 

なので、縫い合わせのあるところは、隅々まで確認、検品してください。

 

特に見えないところ

  • ポケットの中
  • 裏地の縫い合わせ部分、袖周り。
  • 襟の裏部分。

など、パッと見た感じだとわからないような場所を忘れずに確認しましょう。

 

生地に穴が空いていないか

生地に穴が空いていないか、きちんと検品してください。

ありえないけど、これも実際に起こりうることです。

 

日本でそんな状態を見たことがないのですが、生地の基準が低いため、穴が空いている場合があります。

縫い目ではなく、真ん中にですΣ(・□・;)

 

生地自体の織り方が甘いので、度々起こります。

 

特に柄ものなど調べにくいものは、裏側から確認するなどして注意してください。

 

また、バック類の縫い目も検品ポイントです。

縫い糸が太く、強いため、生地が引っ張られて切れている場合などがあるので注意してください。

 

繋ぎ目が綺麗になっているか

バックや靴などの、繋ぎ目部分が綺麗に処理されているかどうかを検品しましょう。

 

お手頃価格のバックやサンダルで、接着剤が使用されているものなどは、接着剤のはみ出しがないこと、生地に接着剤の付着がないことを確認しましょう。

 

汚れが付いていないか

商品に汚れが付いていないか検品してください。

 

特に色が薄いものは注意が必要です。

長い丈の商品は裾部分が汚れていたりするので、検品ポイントにしてください。

 

私の経験では、薄いピンクのトレンチコートを4回買い直す羽目になりました。

4着目にやっとシミのない商品が到着…お客様を待たせること2週間。

これに懲りて、このブランドの無地の薄い色の商品の取り扱いをやめました(´Д` )

 

検品時の注意点!

BUYMA(バイマ)のバイヤーとして、あなたを選んでくれたお客様が気持ちの良いお買い物ができるよう検品はとても重要です。

外側から見たパッと見だけで判断せず、裏側も、内側もきちんと検品しましょう。

 

あなたがその商品を使うことをイメージすれば簡単なことですよね♬

 

また、取り扱い時は、商品に傷がつかないように、優しく丁寧に扱いましょう。

 

商品に問題があった場合の対処法

検品をしたら、問題のある部分が見つかった場合。

 

すぐにお客様に連絡をしましょう。

 

 

モデルチェンジや、写真との色味の違いなど、交換することで解決できない問題はは、その旨を伝え、話し合ってください。

自分の判断で勝手に送ってしまうと、交換や返品など、後々面倒なことになります。

 

商品に不良箇所があり、交換しなくてはいけない場合、交換することと、交換にかかる時間などを伝えると安心してくれます。

 

お客様は、いつ発送してくれるのか、楽しみに待っています。

問題があったことをきちんと伝えれば、理解してくれるので、こまめに連絡をするようにしましょう。

 

まとめ

お客様に無事に商品を届け、満足してもらうまでがバイヤーの仕事です。

名の有る高級ブランドでさえ、不良箇所がある場合もあります。

なので、ぱっと見や、思い込みではなく、見えない部分まで検品をしていきましょう。

 

最初は時間がかかってしまうかもしれないですが、お客様に気持ちの良い取引をしていただくためです!

 

上記のポイントを頭に入れて、検品してほしいと思います。

 

 

それでは、検品を隅々まで!良い評価をもらえるように頑張りましょう☆

 

 

 

 

PS→ 海外のショップで起こった、日本では経験できないありえないことをまとめてみました。

ちゃんと検品しないと!と、嫌でも思っちゃう出来事です…

 

ありえないと思う時 1

買おうと思ったコートの私の希望サイズがラスト1点で、ボタン一つ足りなかった時。

店員が他のサイズのボタンを引きちぎって、『これ縫い付ければいいよ』とボタンをくれた時。

 

ありえないと思う時 2

白のトップを見ていたら、すべての首元に、口紅だのファンデーションなどのシミが、ありえないくらい(ちょっとじゃない)ついているのに、普通に販売している時。

 

ありえないと思う時 3

ちょっと気になるシミがあって、他の在庫がないか確認した時、『こんなのたいしたことないよ』と迷惑がられた時。

 

ありえないと思う時 4

縫い目が甘すぎて、穴が空いていたので、それを説明して商品を返品。

その商品を、そのままもう一度店舗に並べていた時。

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